「医療機器・検査方法用語」の記事一覧

自賠責保険の基本4昧質と濾紙ディスク法

自賠責保険法においては、人間の味覚感知能力を基本4昧質としています。

この基本4昧質とは、甘味、酸味、塩味、苦味のことを指します。
また、本来備わっているはずの基本4味質が損傷されていないか否かを調べ濾紙ディスク法です。

味覚を感じる部分は、「舌」であるため、甘味、酸味、塩味、苦味を浸した濾紙(シート)「舌」にのっけて、その味が感じることができるか、また、どの程度の強さで、その味を感じ取れるか否かでテストします。

後遺障害の補てつ(補綴)(prosthesis)

補てつ(補綴)とは、交通事故等によって身体の欠損した部位の形態と機能を人工物で補うことを指します。

補てつ(補綴)等の呼称は総称であり、一般的には、使用したものの種類を該当させているケースが多いようです。

補てつに相当するものは英語では義肢(prosthesis)とされています。

義手を(upper limb prosthesis)、義足は(lower limb prosthesis)等となっています。

また、自動車賠償責任法でいうところの「補てつ」とは、上記のように義手や義足は当然のこと、さらに、口部における歯牙損傷時の義歯、クラウン、ブリッジ等の、人工物を使用し、後遺障害の機能を補完するといった広い意味に使用されています

長尺フィルム(プレート)による下肢撮影-下肢短縮障害の検証

交通事故によって下肢等に大きな障害を被った場合に、下肢の短縮障害が起きる場合があります。

従来は、下肢の短縮障害を証明する手段として、レントゲン(XP)撮影の際にロールフィルム画像を使用し、後遺障害診断書に添付していました。

しかし、最近はこのロールフィルムに代わって長尺フィルムを使用する傾向が多いです。

この長尺フィルムは、フィルムというよりプレートというイメージです。

骨折時に使用されるギプス

交通事故で骨折した場合に、骨折部位の固定のためギプスが使用される場合があります。

骨折の保存療法のため、シーネ等に比較して強固な局所安定・局所安静が得られます。

以前は、石膏ギプスが多く使用されていましたが、最近は、プラスチックギプスが多く使用されています。

プラスチックギプスは、石膏製のギプスに比べて軽量で、汚れにくいという長所を持っています。

1.この軽量であるという点は、患部を支える個所への負担の軽減という視点から、大きな長所であるといわれています。

2.シーネが比較的短期間の固定方法であるのに対し、ギプスは長期間になりますので、汚れにくいという点も評価できます。

骨折時に使用されるシーネ

交通事故による骨折等で、保存療法の促進のために行われる固定方法には様々なものがあります。

その1つにギプス副子(ふくし)があります。

副子とは、添木のことです。

専門用語としては、ギプスシーネ(plasterslab・Gipsschiene)(ドイツ語)といいます。

これを略して一般的にシーネと呼んでいます。
最近は、プラスチック樹脂・ウレタン等の板が多用されています。

シーネの加工技術が進んだことや、患部の治癒状況が比較的容易に確認できることから、固定方法にシーネは多用される傾向があります。

有床義歯・架橋義歯・ポストインレー

有床義歯(ゆうしょうぎし)

一般的に有床義歯は「入れ歯」と呼ばれています。

有床義歯には局部床義歯(部分入れ歯)と総義歯(総入れ歯)があります。

局部床義歯は1歯欠損から1歯残存までの症例に使用される義歯の事を言い、全部床義歯は残存歯が全く無い症例に使用する義歯の事をいいます。

架橋義歯(かきょうぎし)とは、いわゆるブリッジのことです。

T&Tオルフアクトメータ

交通事故によって鼻に嗅覚障害が生じたか否かを検証するテストに、T&Tオルフアクトメータがあります。

テストは数種類の薬品を使用し、この薬品には匂いの濃度があり、濃度の濃い匂いや薄い濃度の匂いをかぎわけることが可能か、否かを検証します。

匂いのかぎ分けは順次記録されます。

数値は高くなればなるほど嗅覚脱失の状況が重篤になります。

ピッチ・マッチ検査及びラウドネス・バランス検査

交通事故によって、例えばフロントエアバッグ等が作動した場合、耳が耳鳴りを起こす場合があります。

この耳鳴りがどのような音域で発生しているのか、また、どのような音量に感じているのかを調べる検査があります。

その検査の名称をピッチ・マッチ検査及びラウドネス・バランス検査といいます。

最初に、ピッチ・マッチ検査を行います。

この検査で、高低差の大きい2つの音を聞き、自分の耳鳴りに似ているほうを選択します。

その後、徐々に高低差を少し縮めていき2つの音を聞いて、自分の耳鳴りに似ているほうを選択します。

純音聴力検査-(音の強弱)

本項では純音聴力検査に伴う音の大小(または強弱)について記載します。

音の大小は音波の振幅によって決定します。

振幅が小さいと弱い音になります。

音の強さを表す単位としてデシベル(dB)とホン(PHON)があります。
例えば町の中に騒音を計測する機械が設置されていますが、このような計測装置はホン(PHON)で表示されます。

純音聴力検査-(音の高低)

本項では純音聴力検査に伴う音の高低について記載します。

音の高低は音波の振動数に関係し、振動数が増えるに連れて音の高さは高くなります。1秒間における振動数を表す単位をヘルツ(Hz)といいます。

例えば、1秒間における振動数が100回の場合は、100Hzとなります。

高音は振動数(ヘルツ)の多い音です。

低音は振動数(ヘルツ)の少ない音です。

ヒトの聞くことのできる音の振動数は、約20~20,000Hzの範囲とされています。
ヒトの最も感度の良い音域は1,000~4,000Hzとされています。

純音聴力検査-オージオメーター(audiometer)聴力計

正弦波で表示することができる単音です。

オシロスコープで見ると分かりますが一定の波形をしていて、きれいな(乱れの無い)波形を表示します。

波形の大きさは、周波数によって異なります。

自然界にはあまり存在しない波形ですので、機械を使用して人工的に作り出します。
この雑音の無い、クリアな単音(純音)が聞き取れるか否かのテストが純音聴力検査です。

機械は、JIS 規格の聴力計(オージオメーター)によっての聴力レベル(可聴周波数)を調べます。

MRI画像を後遺障害の挙証に適正に活用!

交通事故によって発生した障害の有無を検証する方法の1つに、身体の軟部組織に異常が無いか否かのデータを把握するために、MRI画像が活用される場合があります。

別項で既述しましたが、レントゲン・XP画像やCT画像が障害の有無を検証するのを得意とする分野と、MRI画像が障害の有無を検証するのを得意とする分野は異なっています。

よって、一般的には、まずレントゲン・XP画像によって骨格系統の障害の有無を検証した後に、MRI画像を活用して身体の軟部組織に後遺障害の発生の要因があるか無いかを検証するという方法がとられます。

X線CT画像を後遺障害の挙証に適正に活用!

既述したレントゲン・XP画像が平面的、かつ、非連続的画像であった欠点を補うため活用されているものに、X線CT画像があります。

これによって、単純X線画像では捕捉できなかった交通事故の後遺障害について挙証できる部分が各段に増加しました。

このX線CTは頭部の衝撃・頸椎や骨盤といった部位の症状の確認、複雑な骨片の確認に有効とされています。

X線CTは、Xray computed tomographyの略です。

X線CTは患部等の撮影対象の周囲をX線を放出する側と検出する側が回転して、撮影記録は各部位の画像が断層化されコンピュータ処理され記録されます。

要するに既述したレントゲン・XP画像が1回の撮影で基本的には1枚の画像しか得ることができないのに対し、X線CTは画像が断層的に撮影され、1回に複数枚の画像を得ることができるのが最大の違いです。

レントゲン・XP画像を後遺障害の挙証に適正に活用!

交通事故で骨折等の傷害を負った場合に、一般的には、まずレントゲン・XPにより一般画像検査が行われます。

本項では、レントゲン・XP検査の特徴について記載します。

X線撮影(エックスせんさつえい)は、エックス線を患部・骨折部位等に照射し、透過したエックス線をフィルム等に映し出し、患部・骨折部位等の状況を推定する画像検査法の一種です。

X線の発見者であるヴィルヘルム・レントゲンの名前をとり、レントゲンという場合とX‐ray Photograph を略して X-P という場合があります。

x線を患部に放射した時に、骨などはX線が透過しにくいためフィルムには白くうつります。逆に空気などはX線が透過しやすいため、写真上黒くうつります。

後遺障害の適正申請のために徒手筋力検査(MMT)を正しく理解!(1)

交通事故により、上肢・下肢に何らかの傷害を負ったときに、上肢・下肢に筋力の低下が発生する場合があります。

この上肢・下肢の筋力の低下を測定する検査に徒手筋力検査(MMT)があります。

このMMT検査は、交通事故による後遺障害発生の有無を確認するための1つの手法です。

後遺障害の適正申請のためにキュンチャー骨髄内釘を正しく理解!

交通事故による骨折時に使用されるキュンチャ―とは、骨髄内釘(こつずいないてい)のことです。

一言で言ってしまえば、要するに「釘(くぎ)」です。

(キュンチャー:Kuntscher nail)

キュンチャ―は、大きな骨の骨幹部(中央部分)が折れたときに使用されることが多いとされています。

以下の、図からわかるように、キュンチャ―は骨の中心部にある髄腔に、骨端から金属製の長いキュンチャ―(釘)を挿入していきます。

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