「傷害・障害用語」の記事一覧

腰椎破裂骨折

交通事故によって起きる腰椎破裂骨折は深刻な後遺障害を発生する可能性があります。

腰椎破裂骨折とは、脊椎(せきつい)の下部の腰椎(ようつい)が破裂骨折することです。

腰椎は5つの骨が、ドーナッツのように椎間板をはさみ連なっています。

通常、腰の部分は強固な骨格に囲まれていますが、大きな衝撃が加わった場合に、圧迫骨折・破裂骨折等の状況に至ります。

骨折した部位や規模によりますが、神経障害・機能障害に結びつく可能性がある傷害です。

丁寧な検証・立証が必要です。

肩腱板断裂

肩腱板断裂とは、肩関節の運動の安定性を保持している腱板が断裂することです。

交通事故による急激な衝撃により肩腱板が断裂し、後遺障害の発生が起こる場合があります。
肩腱板はrotator cuffともいわれ、多数の筋が連結しています。

肩腱板断裂はMRI検査等により腱板断裂の有無が可能となります。

腱板断裂は強い疼痛を伴うことが多く、被害者の方も、長期間就労等が困難なケースが少なくありません。

この肩腱板断裂は、肩の運動をコントロールしている要所が断裂するため、上肢の運動機能に深刻な影響が出る場合があります。

ADL(日常生活動作)検査表

交通事故の後遺障害の検査項目にADL(日常生活動作)(にちじょうせいかつどうさ)( activities of daily living)障害があります。

このADLとは、日常生活動作とは、人が日常生活において繰り返す、基本的かつ具体的な活動のことです。

主に食事、排泄、整容(着替え、洗面、歯みがき、整髪など)、移動、入浴など基本的な行為、動作をさします。

一般的には以下のような検査表に障害の有無を記載します。

嚥下障害(えんげしょうがい)

嚥下障害(えんげしょうがい)について分かりやすく記載します。

まず、『嚥』ですが、これには「のみこむ」という意味があります。通常私たちが日常使用しているソフトドリンクやビールといった液体を「飲む」というイメージではなく、噛み砕いた後の食べ物をのみこむといったイメージです。

では何故、嚥下障害のような後遺障害が発生するのか、考えていきましょう。
ヒトの口は、食べ物を食べたり、声を出し他人と会話したり、また、口で呼吸したりと多様な役目を担っています。

この口は、その役目の1つの食べ物を食べるときに、

1.舌で食べ物を咽頭へ送りこみます。

2.次に、軟口蓋と喉頭蓋は、食べ物がが鼻腔と喉頭へ入らないように閉じます。

歯科補てつを加えたもの    

交通事故によって発生する咀嚼障害には、歯や歯茎等を要因として起こるものがあります。

歯や歯茎等に強い衝撃を受けた場合には、当該部位が欠損したり、その機能を喪失したりすることがあります。

当事務所で扱ったケースでは、普段、歯のケアで通院している歯科で、通常のカルテ等と比較立証しました。

一般に「補綴(ほてつ)」とは、身体の欠損した部位の形態と機能を人工物で補うことを指す。とされています。

下顎の開閉運動等

口部の咀嚼(そしゃく)障害に関連して、下顎の開閉運動等について記載します。

日常生活ではあまり意識する機会がないのですが、咀嚼運動に関して専ら大きな役目を担っているのは、下顎の開閉運動です。

この下顎を支えている骨が下顎骨(かがくこつ)です。

この下顎骨が上下に開閉運動することによって、下顎に付属している歯が食べ物を噛み砕き、食道に送られるようになります。

下顎骨は、咀嚼筋(そしゃくきん)がリンクしています。

この咀嚼筋が伸縮運動を行うことによって、下顎は上下し食べ物が咀嚼されます。

嚼(そしゃく)障害

交通事故によって負う障害に口部の咀嚼(そしゃく)障害があります。

咀嚼とは、食べ物を咬筋(こうきん)や下顎(動くのは下顎です。)、舌などが連動してして、さらに歯で噛み砕くことによって粉々になります。

この粉々になった食べ物が唾液と混ざり合って、ゴクンと飲み込みます。

この咀嚼は、咬筋や下顎の筋運動だけではなく、舌がこれにリンクし、さらに自分の舌を噛んだりしないように絶妙なタイミングで歯が連動します。

外傷性鼓膜穿孔(がいしょうせいこまくせんこう)-耳の障害

鼓膜(こまく)は中耳と外耳の境目にある直径8 – 9mm・厚さ0.1mmの膜です。

この鼓膜が外部の音捉えて振動し、耳小骨、内耳に伝わり音を伝えることとなります。

この振動をする鼓膜が交通事故で起きた何らかの衝撃によって損傷してしまうことがあります。

後遺障害の適正申請のために脊髄損傷を正しく理解!

交通事故で脊髄に強い受けた時に、脊髄損傷の後遺症が発生する場合があります。

脊髄には多数の神経があり、この神経が様々な筋肉を稼動させています。

この脊髄の損傷の程度を検証するためには画像による証明が確実です。

更に、例えば上肢C7・C8の異常感覚、箸が上手に扱えない等の記述で所見が診断書に記載された場合には、C7・C8が支配している領域の上肢の筋についてMMT(徒手筋力検査)が行われるケースがあります。

後遺障害の適正申請のために挫傷・挫滅の用語を正しく理解!

挫傷(ざしょう)、挫滅(ざめつ)は自賠責の後遺障害診断書上において、しばしば記載される用語です。

本項において、この2つの用語について分かりやすく説明します。

この2つの言葉は、ともに外的な圧力が加わることにより発生する損傷という点では同じです。

では、どこが異なるのかを説明します。

挫傷とは直接の外傷または圧迫によって発生する損傷です。

後遺障害の適正申請のために皮膚損傷の種類を正しく理解!

交通事故で傷害を負った際に、皮膚等が損傷する場合があります。その際に、一般的に私たちはその傷害をのことを「傷(きず)」と言っています。

しかし、治療中の診断書や、後遺障害診断書の中には、「創(そう)」と「傷(しょう)」といった用語が使用されるときがあります。

この「創(そう)」や「傷(しょう)」について分かりやすく説明します。

一般的に「創」とは開放性損傷を意味しています。

開放性損傷とは、損傷部分が皮膚に覆われてなく損傷部分が露出している状況です。

後遺障害の適正申請のためにデグロービング損傷を正しく理解!

デグロービング損傷(degloving injury)について分かりやすく説明します。

de(剥離)gloving(手袋)という意味です。要するに、手袋を脱ぐように、上肢や下肢等の皮膚が剥離してしまう症状です。

当事務所ではこの症例に関しては3事例の後遺障害申請を行いました。

3例ともオートバイの搭乗者が被害者になって、大腿部・下肢・上肢等にデグロービング損傷を生じた事例でした。

2例は停車中に自動車に追突されたケース他で、残りの内1例は被害者のオートバイがトラックの車両の下に入り込むというケースでした。

後遺障害の適正申請のために完全弛緩性麻痺を正しく理解!

本項では、上肢・下肢の後遺障害(機能障害)で発生する完全弛緩性麻痺(かんぜんしかんせいまひ)について、分かりやすく解説します。

この完全弛緩性麻痺による後遺障害は、高次の後遺障害に該当する可能性があります。

弛緩性とは(ゆるむ・たるむ)要するにグニャグニャした状態です。

少し、難解な用語を止むを得ず多用してしまいますが、極力、日常使用している言葉での説明に置き換えます。

後遺障害の適正申請のために偽関節を正しく理解!

別項では、上肢・下肢における偽関節を要因とする後遺障害の規定について触れましたが、本項では、偽関節の発生メカニズム・その結果起きる後遺障害の要因等について、分かりやすく記載します。

ヒトの体はホメオスタシス(恒常性)を持っていて、外部から病原体が侵入することを防いだり、血糖値を正常に保持したり、ヒトが意識せずとも自然に正常な状態を維持しようとしています。

後遺障害の適正申請のために開放性骨折・閉鎖性骨折を正しく理解!(2)

開放性骨折・閉鎖性骨折の第2項です。

第3段階の理解では、何に対して開放性・閉鎖性というのかを解説します。

ずばり、この基準になっているのは皮膚(先ほどの実験の割り箸の紙・または白いビニール袋)です。

開放性骨折の定義を言います。骨折した時点で傷口が開いたままの状況が開放性です。

後遺障害の適正申請のために開放性骨折・閉鎖性骨折を正しく理解(1)!

自賠責保険の後遺障害診断書に頻出する開放性骨折(かいほうせいこっせつ)・閉鎖性骨折(へいさせいこっせつ)について説明します。

ボリュームが多いので、2回に分けて説明します。

開放性骨折(かいほうせいこっせつ)・閉鎖性骨折(へいさせいこっせつ)の説明に入る前に、この2つの骨折に異なった名称が付けられる場合がありますので、それを最初に書きます。

後遺障害の適正申請のために「陥没」と「陥凹」の違いを正しく理解!

「陥没」(かんぼつ)と「陥凹」(かんおう)の違いについて、以下、分かりやすく説明します。

交通事故の診断書には、記載されることが少なくない用語です。

どちらも、交通事故の衝撃などによって身体の様々な個所が凹むということでは同じ意味です。

しかし、「陥没」(かんぼつ)が頭蓋骨陥没(とうがいこつかんぼつ)・大腿骨頭(だいたこつとう)の陥没というように凹んだ個所の下地が固い骨の場面で使用されるのに対し、陥凹(かんおう)は、凹んだ個所の下地が柔らかい場合に使用されます。

例えば、上肢の醜状痕のケースでは皮膚の上に衝撃等によって「陥凹」が発生しているので、上肢の骨が「陥没」したわけではないので用語を使い分けています。

後遺障害の適正申請のために痕(こん)の意味を正しく理解!

今回は、痕(こん)について説明します。

痕とは、傷害を負った場所が完全に治癒(ちゆ)せず、何らかの跡を残してしまった場合の形跡のことです。

痕の原因を構成するものは、打撃・切り傷・隆起・陥没(かんぼつ)等々様々です。

また、上記の原因が複合的に、痕を形成する場合もあります。

以下、分かりやすく説明します。

あまり、専門的な用語にとらわれず、「痕」は、傷害が原因となって、外貌や露出部に残ってしまった「傷跡」(きずあと)と理解して頂ければ宜しいと思います。

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