「2013年12月」の記事一覧

後遺障害の適正申請のために皮膚損傷の種類を正しく理解!

交通事故で傷害を負った際に、皮膚等が損傷する場合があります。その際に、一般的に私たちはその傷害をのことを「傷(きず)」と言っています。

しかし、治療中の診断書や、後遺障害診断書の中には、「創(そう)」と「傷(しょう)」といった用語が使用されるときがあります。

この「創(そう)」や「傷(しょう)」について分かりやすく説明します。

一般的に「創」とは開放性損傷を意味しています。

開放性損傷とは、損傷部分が皮膚に覆われてなく損傷部分が露出している状況です。

自賠責保険-労働能力喪失率

労働能力喪失率とは、健常人の労働能力喪失率をゼロとして、交通事故によって後遺障害を負った程度に応じて、失った労働能力に置き換え総合的に勘案した数値のことです。

この労働能力喪失率は逸失利益を算定する際に使用される係数となります。

自賠責保険-後遺障害等級一覧表

交通事故-後遺障害の等級についての一覧表を記載します。自賠責保険-後遺障害等級一覧表

介護を要する後遺障害の場合の等級及び限度額

交通事故によって、著しい障害を残し常に、また、随時介護を要することとなった場合の等級及び自賠責保険の限度額は以下のとおりです。

MRI画像を後遺障害の挙証に適正に活用!

交通事故によって発生した障害の有無を検証する方法の1つに、身体の軟部組織に異常が無いか否かのデータを把握するために、MRI画像が活用される場合があります。

別項で既述しましたが、レントゲン・XP画像やCT画像が障害の有無を検証するのを得意とする分野と、MRI画像が障害の有無を検証するのを得意とする分野は異なっています。

よって、一般的には、まずレントゲン・XP画像によって骨格系統の障害の有無を検証した後に、MRI画像を活用して身体の軟部組織に後遺障害の発生の要因があるか無いかを検証するという方法がとられます。

X線CT画像を後遺障害の挙証に適正に活用!

既述したレントゲン・XP画像が平面的、かつ、非連続的画像であった欠点を補うため活用されているものに、X線CT画像があります。

これによって、単純X線画像では捕捉できなかった交通事故の後遺障害について挙証できる部分が各段に増加しました。

このX線CTは頭部の衝撃・頸椎や骨盤といった部位の症状の確認、複雑な骨片の確認に有効とされています。

X線CTは、Xray computed tomographyの略です。

X線CTは患部等の撮影対象の周囲をX線を放出する側と検出する側が回転して、撮影記録は各部位の画像が断層化されコンピュータ処理され記録されます。

要するに既述したレントゲン・XP画像が1回の撮影で基本的には1枚の画像しか得ることができないのに対し、X線CTは画像が断層的に撮影され、1回に複数枚の画像を得ることができるのが最大の違いです。

レントゲン・XP画像を後遺障害の挙証に適正に活用!

交通事故で骨折等の傷害を負った場合に、一般的には、まずレントゲン・XPにより一般画像検査が行われます。

本項では、レントゲン・XP検査の特徴について記載します。

X線撮影(エックスせんさつえい)は、エックス線を患部・骨折部位等に照射し、透過したエックス線をフィルム等に映し出し、患部・骨折部位等の状況を推定する画像検査法の一種です。

X線の発見者であるヴィルヘルム・レントゲンの名前をとり、レントゲンという場合とX‐ray Photograph を略して X-P という場合があります。

x線を患部に放射した時に、骨などはX線が透過しにくいためフィルムには白くうつります。逆に空気などはX線が透過しやすいため、写真上黒くうつります。

東京都内-オートバイ乗車中の交通事故-後遺障害9級(右大腿骨骨折を含む両足骨折)のクライアント様-1(認定事例)

オートバイ乗車中、タクシーと右直事故に逢いました。

両足骨折~手術で院内感染にあい、度重なる手術~転院~長期の経過観察が必要になりました。

当初タクシー会社の事故担当、保険会社の担当も対応が良かったのですが、金融ショック等で対応が一変しました。

きっとこれを読まれている方は私と同じで交通事故には全くの素人でしかありません。

素人ながら交通事故の本を読んで理論武装しましたが、正しいのか判断つきません。

相手方の度重なる揺さぶりにも、精々時効を迎えないようにするしかありませんでした。

後遺障害の適正申請のために上腕神経叢を正しく理解!

本項では、上腕神経叢(じょうわんしんけいそう)について、分かりやすく解説します。

神経は末梢神経系(まっしょうしんけい)と中枢神経系(ちゅうすうしんけいけい)に2区分することができます。

末梢神経系は主に、身体の筋に指示命令を伝達する大切な役目を担っています。

後遺障害の適正申請のためにデグロービング損傷を正しく理解!

デグロービング損傷(degloving injury)について分かりやすく説明します。

de(剥離)gloving(手袋)という意味です。要するに、手袋を脱ぐように、上肢や下肢等の皮膚が剥離してしまう症状です。

当事務所ではこの症例に関しては3事例の後遺障害申請を行いました。

3例ともオートバイの搭乗者が被害者になって、大腿部・下肢・上肢等にデグロービング損傷を生じた事例でした。

2例は停車中に自動車に追突されたケース他で、残りの内1例は被害者のオートバイがトラックの車両の下に入り込むというケースでした。

後遺障害の適正申請のために脊椎・脊髄・脊柱を正しく理解!

交通事故によって、脊椎に大きな衝撃を受けると脊椎損傷・脊髄損傷等の傷害を負うことがあります。

本項では、脊椎(せきつい)と脊髄(せきずい)と脊柱(せきちゅう)について説明します。

脊椎(せきつい)を右側面から見たイラストを見ながらを説明します。

この頸椎(けいつい)・胸椎(きょうつい)・腰椎(ようつい)等は頸や胸や腰等の各部分における脊椎です。

後遺障害の適正申請のためにメチシリン耐性黄色ブドウ球菌を正しく理解!

交通事故で開放性骨折・デグロービング損傷等の傷害を負った方が、その治療中にメチシリン耐性黄色ブドウ球菌により感染症を起こす場合があります。

当事務所のクライアント様の中にもいらっしゃいました。

MRSA(Methicillin-resistant Staphylococcus aureus)とは、元の意味は、抗生物質メチシリン に対する薬剤耐性を獲得した、黄色ブドウ球菌とされていますが、実際は多くの抗生物質に耐性を示す多剤耐性菌の意味です。

印鑑と印影-自賠責保険の請求

自賠責保険の手続きでは、実印の押印や、印鑑証明書が必要とされます。 欧米はサイン社会で、印(いん)ハンコより個・・・

後遺障害の適正申請のために関節の強直を正しく理解!

上肢または下肢の関節の後遺障害、特に機能障害に深く関連する強直について説明します。

別項の規定でも触れていますが、「関節の強直(きょうちょく)」とは、関節の完全強直又はこれに近い状態にあるものをいいます。

*要するに、「ほとんど可動しない」という状況です。

具体的には、「これに近い状態」とは、関節可動域が、原則として健側(けんがわ)の関節可動域角度の10%程度以下に制限されているものをいいます。

後遺障害の適正申請のために完全弛緩性麻痺を正しく理解!

本項では、上肢・下肢の後遺障害(機能障害)で発生する完全弛緩性麻痺(かんぜんしかんせいまひ)について、分かりやすく解説します。

この完全弛緩性麻痺による後遺障害は、高次の後遺障害に該当する可能性があります。

弛緩性とは(ゆるむ・たるむ)要するにグニャグニャした状態です。

少し、難解な用語を止むを得ず多用してしまいますが、極力、日常使用している言葉での説明に置き換えます。

逸失利益等の算定に係る蓋然性の用語を正しく理解!

本項では、交通事故によって発生した逸失利益等の算定の際の文章に出てくる「蓋然性(がいぜんせい)」について記載します。

蓋然性に似たような言葉として、可能性があります。

この可能性と蓋然性の異同について説明します。

例えば、以下の文章を見てください。

「交通事故による逸失利益の算定において、原則として、幼児、生徒、学生の場合、専業主婦の場合、及び、比較的若年の被害者で生涯を通じて全年齢平均賃金又は学歴別平均賃金程度の収入を得られる『蓋然性』が認められる場合については、基礎収入を全年齢平均賃金又は学歴別平均賃金によることとし、それ以外の者の場合については、事故前の実収入額によることとする。」(交通事故による逸失利益の算定方式についての共同提言)より引用

後遺障害の適正申請のために指骨を正しく理解!(2)(英語等の略語表示)

当事務所が扱ったケースでは、交通事故による指骨の骨折は、自転車やオートバイのクラッチレバーやブレーキレバーを握っている最中に強い衝撃を受け発生しています。

本項では診断書に頻出する指骨の英語表示について説明します。

医師は略語を使用して診断書に診断内容を記載する事が多いので、この単語が出てきたらここの部位なんだなと思ってください。

後遺障害の適正申請のために指骨を正しく理解!(1)

この指骨についてですが、オートバイや自転車に乗車していた方が、交通事故の発生時にクラッチレバーやブレーキレバーを握っていた指に大きな衝撃が加わり、骨折等の傷害を負って高次の後遺障害の認定を受けているケースがあります。

この指骨については2回に分けて説明します。

別項で解説した、手のイラストの中手骨(ちゅうしゅこつ)(ブルーの部分)に連結している最初の骨(近位)のことを基節骨(きせつこつ)、次に中節骨(ちゅうせつこつ)・一番指先の骨を末節骨(まっせつこつ)と言います。

後遺障害の適正申請のために徒手筋力検査(MMT)を正しく理解!(1)

交通事故により、上肢・下肢に何らかの傷害を負ったときに、上肢・下肢に筋力の低下が発生する場合があります。

この上肢・下肢の筋力の低下を測定する検査に徒手筋力検査(MMT)があります。

このMMT検査は、交通事故による後遺障害発生の有無を確認するための1つの手法です。

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