後遺障害の適正申請のために脊椎・脊髄・脊柱を正しく理解!

交通事故によって、脊椎に大きな衝撃を受けると脊椎損傷・脊髄損傷等の傷害を負うことがあります。

本項では、脊椎(せきつい)と脊髄(せきずい)と脊柱(せきちゅう)について説明します。

脊椎(せきつい)を右側面から見たイラストを見ながらを説明します。

この頸椎(けいつい)・胸椎(きょうつい)・腰椎(ようつい)等は頸や胸や腰等の各部分における脊椎です。

脊椎ー後遺障害

1.まず、脊椎です。

脊椎は骨です。脊椎という骨の横断面を見ると中に管状の脊髄が貫通しています。

横から見た図は、上記のイラスト図のようになりますので参照してください。

また、椎間板という柔らかいショックアブソーバやダンパー状のモノを介在させることによって可動性という役目を担っています。

簡単に説明するために建築物の五重塔を例に考えてみましょう。

日本は地震が頻繁に起こる国です。

これに備えるため日本の建築家は、当時の高層建築物である五重塔を建立する際に、中央の柱に若干の可動性を持たせ、地震の衝撃力を逃す構造を採用しました。

脊椎も同様に椎骨と椎骨の間には椎間板があり、脊椎にかかる負担をやわらげるクッションの役割をすると同時に脊椎が動くことを可能にしています。

脊椎が完全にガチガチで動かないように構成されていた場合は、ヒトはロボットのような動きさえも満足に行えなかったことでしょう。

ヒトの日常生活を円滑にさせるため脊椎の働きは無くてはならぬものとなっています。

このように、個々の頸椎(けいつい)・胸椎(きょうつい)・腰椎(ようつい)といった各椎骨(脊椎のことです。)に交通事故による後遺障害等の異常が無いか否かをブロック別に見ていく場合に必要となってくるのが脊椎という部位の概念です。

2.次に脊髄です。

脊髄は脳から続く中枢神経が通った管(チューブ)状のものです。

脊椎の中を貫通しています。

この脊髄は中枢神経系統に後遺障害があったか否かを検証する際に確認が必要となる部位です。

要するに、中枢神経を経由して身体の各部位に必要な指示命令が正確に伝達されているか否かです。

当事務所では、この脊髄損傷によって文字が自分の思ったとおりに書けなくなったクライアント様が高次の後遺障害に認定されている事例があります。

最後に脊柱です。

脊柱は脊椎の集合体です。要するに、頸椎という脊椎・胸椎という脊椎・腰椎という各脊椎(骨)等の集合体のことをいいます。

この脊柱という言葉はヒトの大黒柱に後遺障害があったか否かを総括的に考える場合に出てくる言葉です。

脊柱は以下の重要な役目を担っています。

1.ヒトが直立二足歩行を行う際の躯幹(ボディ)を支える役目を担っています。

2.脊椎の可動性mobility

3.脊髄などの神経の保護の3つです。

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