後遺障害の適正申請のために表在感覚と深部感覚を正しく理解!

自賠責保険の後遺障害の規定にある表在感覚と深部感覚を分かりやすく説明します。

後段において、発生が懸念される後遺障害やその後遺障害の発生を検証する検査について記載します。

表在感覚と深部感覚に関する自賠責保険の規定は、手指等の機能障害の感覚の完全脱失等の項で既述していますのでタグをクリックして関連事項を読んでください。

ヒトは日常生活を送るうえで様々な感覚を身体に感じています。

この感覚は皮膚や関節の中に散在するセンサーを通じてキャッチされるモノである体性感覚、内臓諸器官に散在するセンサーを通じてキャッチされるモノである内臓感覚、耳や目といった器官によって情報をキャッチできる特殊感覚の3つに分類できます。

本項ではその中の1つである体性感覚について分かりやすく説明します。

体性感覚は表在感覚と深部感覚に分類できます。

1.まず表在感覚について記載します。

表在感覚には温痛覚、触覚があります。

ヒーターの近くに手の平をかざすと温かく感じますね。また、細い針を皮膚に刺すとチクリと痛さを感じます。
さらに手の甲に髪の毛を1本落下させただけでも髪の毛の存在を知ることができます。

これら上述の現象は皮膚にあるセンサーを通じて知ることができます。

ところが、交通事故によって大きな衝撃等を受けた場合これらのセンサーが稼働しなくなって感覚を正常にキャッチできない事態が生じるケースがあります。

この状態を諸検査を通じて計測し、後遺障害に該当するのか否かを検証します。

2.次に身体の内部(皮膚の下)の状態を伝えるのが深部感覚です。

深部感覚には①意識できる深部感覚と②意識できない深部感覚があります。

まず①意識できる深部感覚を記載します。

意識できる深部感覚には、位置覚、振動覚等があります。

ヒトの身体の関節・骨等にもセンサーが存在していて、これらから関節にかかる圧を感じて身体の位置を知ることができます。

これらのセンサーが壊れると正常な位置覚等が維持できなくなります。

そのため諸検査を通じて計測し、後遺障害に該当するのか否かを検証します。

最後に②の意識できない深部感覚です。

ヒトの筋は全力で筋を使用しているように見えても実は他のセンサーによって、筋がちぎれないように制御されて稼働しています。

これはヒトが意識できない深部感覚です。

これが壊れると筋を保護する回路のセンサーが稼働しなくなり、筋は全力で活動して、結果として筋が損傷してしまうことがあります。

これらのセンサーについて、後遺障害の発生の可能性がある場合は諸テストを介在させて、検証することとなります。

サブコンテンツ

このページの先頭へ