後遺障害の適正申請のために挫傷・挫滅の用語を正しく理解!

挫傷(ざしょう)、挫滅(ざめつ)は自賠責の後遺障害診断書上において、しばしば記載される用語です。

本項において、この2つの用語について分かりやすく説明します。

この2つの言葉は、ともに外的な圧力が加わることにより発生する損傷という点では同じです。

では、どこが異なるのかを説明します。

挫傷とは直接の外傷または圧迫によって発生する損傷です。

一般的に、皮膚の断裂等がなく、皮膚の連続性が保たれた閉鎖性損傷のことです。

例えば、挫傷には高次脳機能障害の要因となる脳挫傷(のうざしょう)があります。

頭の中をスキャンすると、頭蓋骨というとても固いハードケースの中に、脳というお豆腐みたいな柔らかいモノがフワフワ浮かんでいる状況がわかります。

この脳に、交通事故の衝突時のような外的な圧力を加えた状況を想像してください。

ハードケースの中で急激な力でお豆腐を揺さぶるものですから、お豆腐すなわち脳にダメージ(挫傷)が起きます。

軽症の場合は良いのですが、ひどいときは脳はお豆腐状で柔らかく傷つきやすいものですからその損傷は甚大なものになります。

*急激に何回も力が加わることがあります。

この時、この損傷(挫傷)は閉鎖された頭蓋骨の中で起きています。

このお豆腐のような脳は、圧力を加えた反対側のハードケース(内壁)にぶつかる場合もあります。

その時は、ぶつかった方向とは反対方向で挫傷が発生している場合もあります。

このように、挫傷の場合は必ずしも開放性を要求していないのです。

次に、挫滅(ざめつ)です。

挫滅は交通事故の衝突時の衝撃のように、外力による皮膚・皮下組織への圧力によって皮膚の連続性が絶たれ、皮下組織・筋肉・血管・神経・骨等が広範囲にダメージ(損傷)を受ける状態です。

傷害の部位・範囲・状況・回復度合いにもよりますが、当事務所で扱ったケースでは、この「挫滅」が記載される診断書は、重篤な障害等級に結びつくケースが少なくありません。

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